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F1のこと色々分析
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F1の次のレースや開幕が待ち遠しくていつも色々と妄想しているのですが、F1のアーカイブデータを使って遊んでみたくてこのサイトを作りました。 F1ドライバーの能力比較・類推が基本テーマです。おかしな内容の解析もあるかもしれませんが、遊び心をご理解いただき、楽しんで見ていただければ幸いです。
プロフィール
関西在住のサラリーマンです。F1はセナプロ時代から観始めましたが、セナの事故のショックで数年間遠ざかることもありました。現在はやはり日本人ドライバーの 小林可夢偉の復帰・活躍を願ってやみませんが、最近のお気に入りドライバーはルイス・ハミルトンです。
著者 POORFAT
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個人的には、ミハエル・シューマッハは能力を出し切ったけれどニコ・ロズベルグに対して苦戦していた、という解釈をするのには違和感があります。
やっぱり、年齢による衰えがきてしまっていたのではないかと思っていますし、大多数の意見ではないか?と勝手に思っていますが、ここは数字で示したいところです。
まずは、シューマッハ vs ロズベルグの『チームメイト数珠つなぎ比較』による検証をしてみます。
ご存じのとおり、シューマッハは最後の3年間でロズベルグに対して、予選の成績でも、
15勝 42敗、勝率26%
と大苦戦していますね。
これを単純に比較数値に置き換えると、1/1.2=0.83 となり、シューマッハはロズベルグに対して大分能力が低いかのような印象になってしまいます。
でも誰もその通りだとは思っていないはず?
ということで、シューマッハはロズベルグと直接対決していますが、数珠つなぎをしていけば間接的な比較ルートがあると思いますので、それらも含めて、総合的に両者の比較をしてみたいと思います。
シューマッハからロズベルグに到達するルートは、いつものように6人目までのルート開拓で、70通りありました。
以下はその全ルートの詳細です。
勝率 vs 1人目 | 勝率 vs 2人目 | 勝率 vs 3人目 | 勝率 vs 4人目 | 勝率 vs 5人目 | 勝率 vs 6人目 | 比較数値 |
26, ロズベルグ | 0.83 | |||||
76, バリチェロ | 51, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.19 | ||
72, マッサ | 31, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.09 | ||
72, マッサ | 39, フィジケラ | 73, ブルツ | 6, ロズベルグ | 0.94 | ||
72, マッサ | 24, アロンソ | 41, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.92 | ||
100, ブランドル | 0, ハッキネン | 69, クルサード | 14, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.03 | |
100, ブランドル | 31, バリチェロ | 51, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.15 | |
95, ハーバート | 57, ハッキネン | 69, クルサード | 14, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.58 | |
95, ハーバート | 19, フレンツェン | 41, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.07 | |
95, ハーバート | 38, アレジ | 56, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.53 | |
95, ハーバート | 19, バリチェロ | 51, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.99 | |
93, アーバイン | 56, バリチェロ | 51, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.41 | |
76, バリチェロ | 51, バトン | 24, フィジケラ | 73, ブルツ | 6, ロズベルグ | 0.86 | |
72, マッサ | 39, フィジケラ | 76, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.3 | |
72, マッサ | 39, フィジケラ | 27, アロンソ | 41, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.91 | |
72, マッサ | 39, フィジケラ | 41, コバライネン | 29, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.91 | |
72, マッサ | 63, ビルヌーブ | 47, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.21 | |
72, マッサ | 63, ビルヌーブ | 58, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.58 | |
72, マッサ | 57, ライコネン | 41, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.31 | |
72, マッサ | 57, ライコネン | 63, クルサード | 14, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.24 | |
72, マッサ | 24, アロンソ | 73, フィジケラ | 73, ブルツ | 6, ロズベルグ | 0.95 | |
100, ブランドル | 46, ブランデル | 8, ハッキネン | 69, クルサード | 14, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.1 |
100, ブランドル | 0, ハッキネン | 69, クルサード | 53, クリエン | 19, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.11 |
100, ブランドル | 73, パニス | 45, トゥルーリ | 71, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.98 |
100, ブランドル | 73, パニス | 45, トゥルーリ | 52, アロンソ | 41, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.8 |
100, ブランドル | 73, パニス | 45, トゥルーリ | 35, コバライネン | 29, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.5 |
100, ブランドル | 73, パニス | 38, ビルヌーブ | 47, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.5 |
100, ブランドル | 73, パニス | 38, ビルヌーブ | 58, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.96 |
100, ブランドル | 31, バリチェロ | 51, バトン | 24, フィジケラ | 73, ブルツ | 6, ロズベルグ | 0.82 |
100, パトレーゼ | 61, ブーツェン | 0, バリチェロ | 51, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.01 |
95, ハーバート | 57, ハッキネン | 69, クルサード | 53, クリエン | 19, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.71 |
95, ハーバート | 75, ザナルディ | 31, シューマッハ | 41, フィジケラ | 73, ブルツ | 6, ロズベルグ | 1.09 |
95, ハーバート | 75, ザナルディ | 31, シューマッハ | 65, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.41 |
95, ハーバート | 19, フレンツェン | 30, ビルヌーブ | 47, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.82 |
95, ハーバート | 19, フレンツェン | 30, ビルヌーブ | 58, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.08 |
95, ハーバート | 19, フレンツェン | 88, ヒル | 68, クルサード | 14, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.55 |
95, ハーバート | 19, フレンツェン | 33, トゥルーリ | 71, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.99 |
95, ハーバート | 19, フレンツェン | 33, トゥルーリ | 52, アロンソ | 41, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.9 |
95, ハーバート | 19, フレンツェン | 33, トゥルーリ | 35, コバライネン | 29, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.75 |
95, ハーバート | 19, バリチェロ | 51, バトン | 24, フィジケラ | 73, ブルツ | 6, ロズベルグ | 0.71 |
95, ハーバート | 19, アーバイン | 56, バリチェロ | 51, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.09 |
93, アーバイン | 56, バリチェロ | 51, バトン | 24, フィジケラ | 73, ブルツ | 6, ロズベルグ | 1.02 |
93, アーバイン | 81, ハーバート | 57, ハッキネン | 69, クルサード | 14, ウェバー | 72, ロズベルグ | 2.06 |
93, アーバイン | 81, ハーバート | 19, フレンツェン | 41, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.39 |
93, アーバイン | 81, ハーバート | 38, アレジ | 56, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.99 |
93, アーバイン | 81, ハーバート | 19, バリチェロ | 51, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.28 |
76, バリチェロ | 69, ブランドル | 0, ハッキネン | 69, クルサード | 14, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.07 |
76, バリチェロ | 81, ハーバート | 57, ハッキネン | 69, クルサード | 14, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.91 |
76, バリチェロ | 81, ハーバート | 19, フレンツェン | 41, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.29 |
76, バリチェロ | 81, ハーバート | 38, アレジ | 56, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.84 |
76, バリチェロ | 51, バトン | 35, シューマッハ | 41, フィジケラ | 73, ブルツ | 6, ロズベルグ | 0.92 |
76, バリチェロ | 51, バトン | 24, フィジケラ | 27, アロンソ | 41, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.83 |
76, バリチェロ | 51, バトン | 24, フィジケラ | 41, コバライネン | 29, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.83 |
76, バリチェロ | 51, バトン | 29, トゥルーリ | 52, アロンソ | 41, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.08 |
76, バリチェロ | 51, バトン | 29, トゥルーリ | 35, コバライネン | 29, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.9 |
76, バリチェロ | 51, バトン | 53, ビルヌーブ | 58, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.56 |
76, バリチェロ | 51, バトン | 74, 佐藤 琢磨 | 25, フィジケラ | 73, ブルツ | 6, ロズベルグ | 1.11 |
72, マッサ | 31, ハイドフェルド | 59, ライコネン | 63, クルサード | 14, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.04 |
72, マッサ | 31, ハイドフェルド | 42, ビルヌーブ | 47, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.83 |
72, マッサ | 31, ハイドフェルド | 27, ペトロフ | 40, コバライネン | 29, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.69 |
72, マッサ | 39, フィジケラ | 59, シューマッハ | 65, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.21 |
72, マッサ | 39, フィジケラ | 75, 佐藤 琢磨 | 26, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1 |
72, マッサ | 63, ビルヌーブ | 19, ヒル | 68, クルサード | 14, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.04 |
72, マッサ | 63, ビルヌーブ | 70, フレンツェン | 41, ハイドフェルド | 36, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.57 |
72, マッサ | 63, ビルヌーブ | 47, バトン | 24, フィジケラ | 73, ブルツ | 6, ロズベルグ | 0.87 |
72, マッサ | 57, ライコネン | 63, クルサード | 53, クリエン | 19, ウェバー | 72, ロズベルグ | 1.34 |
72, マッサ | 24, アロンソ | 48, トゥルーリ | 71, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.02 |
72, マッサ | 24, アロンソ | 48, トゥルーリ | 35, コバライネン | 29, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.77 |
72, マッサ | 24, アロンソ | 73, フィジケラ | 76, バトン | 31, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 1.32 |
72, マッサ | 24, アロンソ | 73, フィジケラ | 41, コバライネン | 29, ハミルトン | 59, ロズベルグ | 0.92 |
これらを集計しますと、シューマッハはロズベルグに対して、『 46勝 23敗 1分け 』で、比較数値は、『 1.19 』でした。
直接対決の情報だけでみた『 0.83 』をまさに裏返したような結果になりましたね。
この比較方法では、直接対決に関してはルートが完結していて1通りしかないので、寄与が少なくてせっかく頑張ったロズベルグには気の毒な感じもしますが、色々なドライバーとの力関係を加味して総合的に評価すると、やっぱりシューマッハの方が大分優位にいるといってもいいのではないでしょうか。
ただし、だからといってロズベルグの能力が低いというわけではなくて、シューマッハの実績がすごすぎると考えるのが妥当ですよね。ロズベルグはこれからの実績でアピールしていけばいいわけですから!
このシューマッハの最後の3年間の成績が「年齢的な衰え」を反映しているのであるならば、そもそも私が今遊んでいるこの比較方法も基盤があやふやなところに立っていると言わざるを得ませんが、まあ、だからこそ色々考える余地があるということで、ほかの事例なんかでもこういった考察をして想像をめぐらせてみたいと思っております。。。
作成日 2013年11月12日