ベッテルに対して優位なドライバーはいるの?(予選)

サイト名:
F1のこと色々分析


サイトの説明

F1の次のレースや開幕が待ち遠しくていつも色々と妄想しているのですが、F1のアーカイブデータを使って遊んでみたくてこのサイトを作りました。 F1ドライバーの能力比較・類推が基本テーマです。おかしな内容の解析もあるかもしれませんが、遊び心をご理解いただき、楽しんで見ていただければ幸いです。


プロフィール

関西在住のサラリーマンです。F1はセナプロ時代から観始めましたが、セナの事故のショックで数年間遠ざかることもありました。現在はやはり日本人ドライバーの 小林可夢偉の復帰・活躍を願ってやみませんが、最近のお気に入りドライバーはルイス・ハミルトンです。

著者 POORFAT


アクセスカウンター

【誰が1位になるのか、アロンソは何位なのか。。。】


前回までの記事で、チームメイト対戦成績の数珠つなぎで、ベッテルからアロンソまでの経路をたどってみたわけなのですが、やはりベッテルはこういう比較でもなかなか強かったですね。


では、ベッテルに対して優位性を示せるドライバーはいるのか?


という疑問が湧いてきます。


この比較のいいところは、現役ドライバーだけではなく、過去のドライバーも参加できるところです!


F1で走ったドライバーは754人もいますが、理論上はこれら全員が対象になるはず。。。?


まあもちろん、この場合、ベッテルからチームメイトつながりで『地続き』であることが条件になりますけどね。


ということで、ベッテル vs アロンソと同じことを他の全てのドライバーに対してやってみたらどうなるのか?


前回までと同じように、比較数値の平均値と、ルート毎の勝敗数が出てきますので、それらをベッテルに対して優位なものからランキングしてみると面白いですよね!?


ここでも、比較対象のドライバー間のルート数に条件を付けて、ルート数が3つ以上ある時だけデータを算出することにします。


理由は、ルート数が多い方が色々なドライバーを介して比較することになるので信頼性が高くなるんじゃないかということと、一方でルート数縛りを大きくしすぎると比較できる組み合わせが少なくなりすぎるので、妥協して最低3ルートとしました。


今回、セバスチャン・ベッテルとの間に3ルート以上が存在して今回の競争に参加できるドライバーは、『 91名 』いました。


ベッテルのチームメイトはウェバーしか窓口がないのに、つなげていくとそれだけの数のドライバーになるんですね。


最も古いデビュー年で1970年のエマーソン・フィッティパルディでした。ベッテルから6人目までの数珠つなぎでは、そのくらいが限界でしょうか。


ということで、比較数値(ベッテルから見た数値なので低いほど優秀)でみたランキングは以下のようになりました。



順位 ドライバー名 比較数値 勝利 敗北 デビュー年 (補正)総獲得ポイント
1 アイルトン・セナ 0.8 2 5 1984年 2351
2 ニコ・ロズベルグ 1.04 7 6 2006年 758
3 ミケーレ・アルボレート 1.08 2 3 1981年 962
4 エリオ・デ・アンジェリス 1.1 3 4 1979年 713
5 ミハエル・シューマッハ 1.12 18 12 1991年 4589
6 フェルナンド・アロンソ 1.15 22 9 2001年 2689
7 アラン・プロスト 1.18 10 9 1980年 3137
8 ヘイキ・コバライネン 1.19 20 5 2007年 321
9 ルイス・ハミルトン 1.21 17 5 2007年 1626
10 ケケ・ロズベルグ 1.23 6 2 1978年 759
11 ルネ・アルヌー 1.24 6 2 1978年 914
12 ロバート・クビサ 1.26 7 3 2006年 544
13 ナイジェル・マンセル 1.27 8 3 1980年 1893
14 ジョニー・ダンフリース 1.29 3 1 1986年 42
15 マイケル・アンドレッティ 1.29 3 1 1993年 51
16 ジャンカルロ・フィジケラ 1.34 35 5 1996年 1084
17 ヤルノ・トゥルーリ 1.36 41 9 1997年 933
18 エイドリアン・スーティル 1.37 11 2 2007年 150
19 ヴィタリー・ペトロフ 1.39 11 2 2010年 67
20 ニキ・ラウダ 1.43 6 1 1971年 1718
21 ネルソン・ピケ 1.44 11 1 1978年 2159
22 ラルフ・シューマッハ 1.49 46 2 1997年 1292
23 ステファン・ヨハンソン 1.5 7 1 1983年 480
24 エディ・アーバイン 1.5 23 4 1993年 965
25 フェリペ・マッサ 1.51 30 1 2002年 1485
26 ハインツ-ハラルド・フレンツェン 1.53 28 8 1994年 948
27 ミカ・サロ 1.53 7 0 1994年 326
28 ジャン・アレジ 1.54 22 2 1989年 1266
29 ジョルジオ・パンターノ 1.54 6 0 2004年 0
30 ファン-パブロ・モントーヤ 1.54 14 1 2001年 952
31 ジャック・ビルヌーブ 1.54 32 6 1996年 1025
32 デイモン・ヒル 1.55 26 3 1992年 1346
33 ルーベンス・バリチェロ 1.56 36 4 1993年 2221
34 ニック・ハイドフェルド 1.56 22 4 2000年 828
35 ティモ・グロック 1.59 11 0 2004年 169
36 タルソ・マルケス 1.59 9 0 1996年 5
37 ロマン・グロージャン 1.6 6 0 2009年 212
38 アンソニー・デビッドソン 1.61 4 0 2002年 0
39 アレキサンダー・ブルツ 1.63 14 0 1997年 273
40 リカルド・パトレーゼ 1.63 16 1 1977年 1402
41 キミ・ライコネン 1.64 15 0 2001年 2156
42 ジェンソン・バトン 1.65 49 3 2000年 1864
43 セルジオ・ペレス 1.67 10 0 2011年 111
44 オリビエ・パニス 1.68 29 3 1994年 513
45 ゲルハルト・ベルガー 1.68 11 3 1984年 1753
46 クリスチャン・クリエン 1.72 6 0 2004年 60
47 佐藤 琢磨 1.8 23 0 2002年 155
48 パトリック・タンベイ 1.8 2 1 1977年 613
49 ミカ・ハッキネン 1.81 17 2 1991年 1686
50 小林 可夢偉 1.81 3 0 2009年 137
51 ネルソン・ピケJr. 1.83 9 0 2008年 55
52 マーティン・ブランドル 1.84 32 1 1984年 667
53 ジョン・ワトソン 1.84 3 0 1973年 948
54 ペドロ・デ・ラ・ロサ 1.85 8 0 1999年 143
55 デビッド・クルサード 1.86 17 0 1994年 2056
56 パストール・マルドナド 1.86 11 0 2011年 47
57 ステファン・ベロフ 1.87 6 0 1984年 37
58 ロベルト・モレノ 1.89 8 0 1987年 101
59 エマーソン・フィッティパルディ 1.9 3 0 1970年 1425
60 ラルフ・ファーマン 1.91 13 0 2003年 6
61 ジョニー・ハーバート 1.92 32 1 1989年 643
62 エンリケ・ベルノルディ 1.93 10 1 2001年 9
63 ステファノ・モデナ 1.93 9 0 1987年 121
64 ポール・ディ・レスタ 1.94 3 0 2011年 122
65 片山 右京 1.96 7 0 1992年 80
66 ヨス・フェルスタッペン 1.99 6 0 1994年 139
67 エディ・チーバー 1.99 7 1 1978年 462
68 アレッサンドロ・ザナルディ 2 21 0 1991年 48
69 ニコ・ヒュルケンベルグ 2.03 11 0 2010年 138
70 ジャン・クリストフ・ブイヨン 2.06 10 1 1995年 29
71 ペドロ・ディニス 2.08 22 0 1995年 151
72 イヴァン・カペリ 2.09 7 0 1985年 201
73 デレック・ワーウィック 2.1 4 0 1981年 508
74 クリスチアーノ・ダ・マッタ 2.1 9 0 2003年 54
75 マウリシロ・グージェルミン 2.11 4 0 1988年 150
76 ジャック・ラフィー 2.14 6 0 1974年 1196
77 中嶋 悟 2.2 12 1 1987年 192
78 マーク・ブランデル 2.24 13 0 1991年 230
79 リカルド・ゾンタ 2.24 12 0 1999年 58
80 エリック・ベルナール 2.27 9 0 1989年 98
81 ティエリー・ブーツェン 2.34 14 0 1983年 813
82 アレッサンドロ・ナニーニ 2.35 5 0 1986年 335
83 ヤン・マグヌッセン 2.37 11 0 1995年 23
84 アンドレア・デ・チェザリス 2.53 3 0 1980年 444
85 マルク・スレール 2.55 5 0 1979年 239
86 鈴木亜久里 2.59 3 0 1988年 109
87 中野信治 2.62 9 0 1997年 54
88 クリスチャン・ダナー 2.67 7 0 1985年 65
89 テオ・ファビ 2.69 6 0 1982年 157
90 フィリップ・ストレイフ 2.88 7 0 1984年 125
91 エリック・コマス 2.89 3 0 1991年 117


きました! セナが他を引き離してトップです!!(笑


というか、ベッテルに対して数値が1を下回っているドライバー自体、セナしかいませんでした。ぱっとこういう結果が出ると結構興奮しますね!


つまり他の全員に対して、ベッテルは優位だということになります。やっぱりすごいんですね~


アロンソもベッテルに負けていたとはいえ、全体でみると6位ですので、まずまずのランキングですね。


こういうのを見ると、例えば、いい車に乗れなかったけど実は速かった、というようなドライバーもわかるんじゃないかと期待しているのですが、ばらつきが大きいでしょうから1回だけの結果ではわかりませんね、、、


ルート毎の比較は1位のセナだけ表示してみます。



勝率,1人目 勝率,2人目 勝率,3人目 勝率,4人目 勝率,5人目 勝率,6人目 比較数値
75,ウェバー 64,ハイドフェルド 44,アレジ 100,中嶋 悟 0,セナ 1.2
75,ウェバー 64,ハイドフェルド 44,アレジ 13,プロスト 13,セナ 0.61
75,ウェバー 64,ハイドフェルド 44,アレジ 55,ベルガー 17,セナ 0.92
75,ウェバー 86,クルサード 32,ヒル 13,プロスト 13,セナ 0.71
75,ウェバー 81,クリエン 47,クルサード 32,ヒル 13,プロスト 13,セナ 0.66
75,ウェバー 64,ハイドフェルド 59,フレンツェン 88,ヒル 13,プロスト 13,セナ 1.04
75,ウェバー 64,ハイドフェルド 42,ビルヌーブ 19,ヒル 13,プロスト 13,セナ 0.47


セナのチームメイトに対する勝率は異常ともいえますね。。。


プロストがセナに対して13%しか勝てていないのなんて、ほんまかいなって感じですが(笑


ということで、ベッテルを題材にして比較した場合、一番優秀な比較結果を示したのがアイルトン・セナということでした。


2位はニコ・ロズベルグ、3位はミケーレ・アルボレートになりました。


他のドライバーを題材にしたらまた違った結果になると思います。


そもそも、ここには参戦できなかったドライバーがたくさんいますので。


じゃあ色々なドライバーを題材にしてこのようなランキングをつけて、総合的にどのドライバーが強いのか確かめることもできるんじゃないか、ということで


近々私、子供じみた遊びを始めると思います。。。



作成日 2013年11月8日


【関連記事一覧】


ベッテルに対して優位なドライバーはいるの?(決勝レース)

ベッテルとアロンソの比較 【決勝レースver.】

ベッテルとアロンソの比較を無理やり数値化

ベッテルとアロンソ、どっちが速いの?(予選)



トップページへ


inserted by FC2 system